宣伝文句の裏側
各塾が、さまざまなセールス文句をかかげています。しかし、これらをすべて鵜呑みにしてしまうことはよくありません。 まず、塾選びでよく基準となるものとして、合格実績があります。これには、1人の生徒が2つ以上の塾に通っていた場合もふくまれます。また、「何人合格」という文句のなかに、「何人中」という言葉は書いてありません。全国に生徒数が多い塾なら、相対的に合格する生徒の数も増えるということです。 生徒の体験談についても、それがすべての生徒の声ではないということを頭に置いた方が良いでしょう。 また、生徒のケアに手厚い、という売り文句の塾もあります。そのような文句を見かけたら、その塾の求人情報を見てみるとよいでしょう。アルバイトを大量に募集していたり、あまりに時給が安いところなどは、注意が必要です。塾の講師は、指導時間に対してのみ給料が払われ、その他の雑務にかんしては無給ということが多いです。あまりにブラックな待遇では、講師が生徒にたいして心から親身になろうという気持ちが起きるはずもありません。お客さんである生徒と同じように、雇用する講師にたいしても誠実な待遇をしている塾こそ、本当に信頼できる塾である可能性が高いです。