個人塾の情報収集
個人塾の質を確かめる手っ取り早い方法は、下のクラスの進学先を確認することです。下クラスでもそれなりの学校に入学できているのなら、大手の塾と比較しても遜色のない指導が展開されていることになります。また、保護者とのコミュニケーションを大切にしているかどうかは、重要な判断材料になり得ます。どの塾も「お任せください」との文言が謳われていますが、生徒が小さな子どもである以上、保護者の協力は欠かせません。定期的に面談や相談会が開かれているか、保護者の疑問をすぐに解消できるだけのシステムが整えられているかは、必ず確認するようにしましょう。受験は、子ども本人はもちろんのこと、保護者にとっても大変ストレスフルなイベントです。その保護者を相手にしても、上手くアドバイスできるだけの講師は、中々いるものではありません。入塾説明会等で、講師のカウンセリング技術を推し量ってみましょう。色々な疑問をぶつけた時、的確に回答してくれる講師がいれば、その講師に担当してもらえるか聞いてみましょう。
個人塾は年季が物を言うところもあります。単に古いのも問題ですが、創設されたばかりの塾は何のノウハウもありませんから、謳い文句を鵜呑みにしてはいけません。まずは開校から数年以上経過している塾の中から選ぶようにしましょう。その上で、それなりの生徒数がコンスタントに確保されているかどうか調べましょう。この判断はあくまでも確率の問題であり、新規開校した塾であっても、当たりの場合はあります。しかし入塾後の安心感は得られないでしょうから、結局実績に頼るのが正解だと言えるでしょう。